|
 |
どうして風邪をひくのかな |
|
|
|
●からだを守るしくみ−二つの防衛システム |
|
|
|
からだは「異物」がはいってくるとからだの外へ追い出そうとします。「異物」とは自分ではないもの、 |
|
|
|
つまりウィルス、花粉、ハウスダストなど体に入ると有害なもののことです。第一防衛軍を自然免疫、 |
|
|
|
第二防衛軍を獲得免疫といいます。私たちのからだには、病気にならないための仕組みと病気と |
|
|
|
闘う仕組みが備わっています。 |
|
|
更に詳しく どうして風邪をひくのかな.pdf へのリンク (99kb) |
|
|
 |
お灸で風邪を予防しよう |
|
|
|
●お灸を続けていると風邪をひきにくくなるらしい |
|
|
|
『お灸は風邪予防の効果がある』という実験データがあります。関西鍼灸大学の教員と学生71名を |
|
|
|
「お灸をするグループ」と「お灸をしないグループ」に分け、風邪をひかなかった人の数を比べてみ |
|
|
|
ました。 |
|
|
|
●お灸は続けないと意味がないんだね |
|
|
|
8週間のお灸をした後、1ヶ月間経過観察をしました。実験結果から、お灸を続けると風邪をひく人が |
|
|
|
少なくなることがわかりました。特に、若い人より30歳以上の人で「お灸をした人」と「しなかった人」 |
|
|
|
の差が大きくなりました。年齢が上がると抵抗力は落ちていきます。お灸は下がった抵抗力を上げて |
|
|
|
くれる働きをするようですね。また、お灸は2ヶ月以上続けると明らかな効果があらわれてくることも |
|
|
|
わかりました。お灸は続けたほうがいいんだね。 |
|
|
更に詳しく お灸で風邪を予防しよう.pdf へのリンク (27kb) |
|
|
 |
なぜ、風邪ひきが減ったんだろう? |
|
|
|
●もぐさ成分とからだ防衛軍の関係 |
|
|
|
お灸を続けた人は風邪ひきが少なくなりました。どうしてでしょうか? |
|
|
|
もぐさの有効成分は製油成分とタール成分にわけられます。タール成分の一つ、カフェタンニン |
|
|
|
を除去したもぐさ(CT(−)もぐさ)と、通常もぐさ(CT(+)もぐさ)を使って、ラットの足三里相当部位 |
|
|
|
にお灸をし、リンパ節を取り出して、もぐさの有効成分がからだ防衛軍(白血球)に与える影響を |
|
|
|
調べました。 |
|
|
|
●免疫システムとからだ防衛軍 |
|
|
|
からだ防衛軍とは白血球のことです。白血球の働きのことを「免疫」といいます。免疫を担当する |
|
|
|
白血球がよく働くためには、サイトカインという物質が必要です。お灸を続けていると、サイトカイン |
|
|
|
の生成または分泌が活発になります。この実験ではお灸を続けると、マクロファージやNK細胞 |
|
|
|
など、第一防衛軍が良く働くようになったことと、第二防衛軍への連絡係ヘルパーT細胞の働きが |
|
|
|
良くなっていることがわかりました。お灸を続けると、初期段階の免疫応答の働きが良くなるから、 |
|
|
|
風邪をひきにくいからだづくりに役立つんだね。 |
|
|
更に詳しく なぜ、風邪ひきが減ったんだろう?.pdf へのリンク (100kb) |
|
|
 |
お灸にもぐさを使うわけ |
|
|
|
●もぐさの成分 |
|
|
|
もぐさの有効成分はチネオール、ツヨンといった精油成分と様々なタール成分に分けられます。 |
|
|
|
タール成分のうちメタノール分画中には皮膚脂肪質過酸化抑制作用(発ガンを抑制したり治療 |
|
|
|
を早める作用)を認め、プロパノール分画中のカフェタンニンが示す抗酸化作用の有効性なども |
|
|
|
わかってきました。今回は、タール成分のうち、プロパノ−ル分画中について分析し、もぐさの |
|
|
|
示す色々な薬理作用と成分の関係について調べました。 |
|
|
|
●やけどと灸痕のちがい |
|
|
|
火傷と比較すると、灸痕は治癒しやすく、皮膚がんの報告がありません。もぐさに含まれる |
|
|
|
カフェタンニン成分が、皮膚の損傷を最小限にし、灸熱刺激を有益なものにしているのでは |
|
|
|
ないかと考えられています。 |
|
|
更に詳しく お灸にもぐさを使うわけ.pdf へのリンク (33kb) |